九話 残滓
ユキと寅、本来なら血の繋がりのある兄が姿が違えた為、拒絶へと至ってしまった皮肉、そして寅は静かに姿を消した。夜の帳を降しはじめた山々は不気味の静けさを出していた。
『からくり治療院』は、幕末の長崎近郊を舞台に、忍びたちの葛藤や矜持、宿命が交錯する伝奇群像劇。抜忍となる雪乃新と闇忍たちとの因縁を背景に、それぞれの信念を胸に生きる者たちの人間ドラマと忍者アクションを描く。