一話 漆黒の脱出
一人闇に染まりつつある山の中を進むユキ。自分の存在が寅を窮地に追いやったのではと自責の念を抱く。雪乃新の最も強みで弱みでもある責任感の強さは幼少期の痛ましい事柄に端を発する。
『からくり治療院』は、幕末の長崎近郊を舞台に、忍びたちの葛藤や矜持、宿命が交錯する伝奇群像劇。抜忍となる雪乃新と闇忍たちとの因縁を背景に、それぞれの信念を胸に生きる者たちの人間ドラマと忍者アクションを描く。